大阪市中央区|社会保険労務士事務所アンドディー【大阪 社労士】
人材を人財に変える社労士事務所・アンドディー
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こんにちは。アンドディー(社会保険労務士事務所)の川崎です。
行政のデジタル化を進めるための改正マイナンバー法が6/2の参院本会議で可決、成立し、2024年秋に現行の健康保険証を廃止して「マイナ保険証」に一本化する案が決定しました。
長らく健康保険に係る手続きを行ってきましたが、今後多くの変更が生じそうです。また別の機会に、当ブログでも詳しくご紹介していきたいと思います。
さて、今回のブログでは、この時期恒例の手続きとなる『社会保険算定基礎届』(以下、『算定基礎届』と表記)についてご案内したいと思います。
事業主は、健康保険および厚生年金保険の被保険者の実際の報酬と、標準報酬月額との間に大きな差が生じないように、7月1日現在で使用している全ての被保険者に4月~6月に支払った賃金を、『算定基礎届』によって届出なければならないことになっています。
厚生労働大臣は、この届出内容に基づき、毎年1回『標準報酬月額』を決定します。
これを『定時決定』といいます。
『算定基礎届』によって決定された標準報酬月額は、原則その年の9月から翌年8月までの1年間、各月に適用され、納めていただく保険料の計算や、将来受け取る年金額等の計算の基礎となります。
実際には、毎年6月中旬頃に、下記のような封筒が各会社宛てに届きます。
中の用紙に、従業員ごとの4月~6月の報酬額を記入のうえ、7/1~7/10までに提出します。
(もしくは、電子申請による届出)
もし、記入漏れや誤り等がありますと、「訂正願」を提出する必要がありますので、手続き漏れのないように注意しましょう。
なお、算定基礎届の書き方については、例年「YouTube厚生労働省動画チャンネル」において動画配信もされていますので、合わせてご確認いただければ、より分かりやすいかと思います。
【参照】YouTube厚生労働省チャンネル
「R5年度算定基礎届事務説明【動画】」
■補足
算定基礎届の提出は、先月のブログでご紹介した「労働保険の年度更新」と同じ7/10が提出〆切日になります。
また、同じ時期の「高年齢者・障害者雇用状況報告」は毎年7/15前後が提出期限です。
加えて夏季賞与の支給時期でもある為、支給のある会社様は「健康保険・厚生年金保険 被保険者賞与支払届」の提出も必要になります。
下記、参考にご覧ください。
当事務所2021.05.31掲載ブログ
毎年この時期は、担当者様にとっては何かと慌ただしい時期になるかと思います。
行動制限のない今夏を大いに満喫する為にも、余裕を持って対応できるよう、しっかり準備を進めておきたいものですね。
厚生年金保険や健康保険に関するお手続きについてご不明な点がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
以上、アンドディー(社会保険労務士事務所)の川崎でした!
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