【2020.10.5交付】経営者必見！”特定求職者雇用開発助成金の支給額を減額しない” 特例をもうご存知ですか？

2020年10月15日 Category - ブログ, 助成金

こんにちは。アンドディー（社会保険労務士事務所）の川崎です。

先日、家族でしまなみ海道に日帰りサイクリングに行ってきました！もちろん消毒・マスクは常に必須でしたが、久々に大阪を離れて、瀬戸内の海を眺めながらの自転車旅は、最高のリフレッシュになりました。

いつか、コロナを気にせず、どこへでも自由に旅行できる日が来ることを信じて！

今は今できる範囲で、少しでも楽しい時間を過ごしたいなと思っています。

さて今回は、、、

”特定求職者雇用開発助成金”について特例措置が10月5日付で公表されましたので、詳しくご案内したいと思います。

疑問① そもそも、”特定求職者雇用開発助成金”って何？

と、？？はてなマークが思い浮かんだ方も多いのでは？

簡単にご説明します！

高年齢者や障害者等の就職困難者をハローワーク等の紹介により、雇用保険の一般被保険者として雇い入れる事業主に対して助成される助成金のことです。

では、どのような助成金か、また今回発表された特例措置について具体的に見ていきたいと思います。

1）高年齢者や障害者等の就職困難者を採用した場合に申請できる助成金

と位置付けられる。

2）特定求職者雇用開発助成金には全部で7つのコースがある

1.特定就職困難者コース

2.生涯現役コース

3.被災者雇用開発コース

4.障害者初回雇用コース

5.発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース

6.就職氷河期世代安定雇用実現コース

7.生活保護受給者等雇用開発コース

疑問② 受給額はいくら？

<申請>

１つの支給対象期を6か月とし、2回に分けて行います。支給額の金額はコースによって異なります。

1）１つの支給対象期（6か月）につき30万円が支給されるコース

1.特定就職困難者コース

2.被災者雇用開発コース

3.発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース

4.就職氷河期世代安定雇用実現コース

5.生活保護受給者等雇用開発コース

2）１つの支給対象期（6か月）につき35万円が支給されるコース

・生涯現役コース

3）１つの支給対象期（6か月）につき40万円が支給されるコース

・特定求職者雇用開発助成金（特定就職困難者コース：重度障害者等）

※上記は短時間労働者以外の対象者及び中小企業についての支給額になります。

短時間労働者向け、大企業向けについては、厚労省のＨＰをご参照いただければと思います。

疑問③ 今回の特例実施について

【コース詳細】

1.特定就職困難者コース

⇒高年齢者・障害者・母子家庭の母などの就職困難者を雇い入れる

2.生涯現役コース

⇒65歳以上の高年齢者を雇い入れる

3.被災者雇用開発コース

⇒震災により離職した求職者を雇い入れる

4.障害者初回雇用コース

⇒障害者を初めて雇い入れる

5.発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース

⇒発達障害者または難治性疾患患者を雇い入れる

6.就職氷河期世代安定雇用実現コース

⇒十分なキャリア形成がなされず、正規雇用に就くことが困難な者を雇い入れる

7.生活保護受給者等雇用開発コース

⇒自治体からハローワークに就労支援の要請があった生活保護受給者等を雇い入れる

◆参考サイト◆

・事業主の方のための雇用関係助成金（厚生労働省）

・支給額を減額しない特例を実施します（PDFファイル）

まとめ

あらゆる人にとって暮らしやすい社会の実現を目指す活動を「アファーマティブアクション（積極的差別是正措置）」と呼びます。

日本での代表的な取り組みは、「男女共同参画基本計画」と言え、女性の地位向上が特に大きく扱われている印象ですが、社会的なハンディを持つ人の雇用支援も行われるようになってきています。

特定求職者雇用開発助成金は、高年齢者や身体・精神に障害をもつ人、母子家庭、父子家庭の親など、社会的に弱い立場にある人の現状を改善しようとする、上記制度の一環と言えます。

雇用する側のメリットとしては、従業員として雇い入れることで助成金を受給でき、人件費負担が軽減されますし、多様性に富む人材を受け入れることにより、事業所としての存在や、これまでの規則を見直すきっかけにもなるのではないでしょうか。

就労困難者の雇い入れを検討している企業の方は、是非お気軽にお問い合わせください。

以上、川崎でした！

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